エッセンシャルオイル(精油)とは何か

植物の精油

精油は植物の芳香の源である。それは、植物に独特の香りを与える科学的成分である。
アロマセラピーに対する心霊的アプローチでは、精油は、生命力、あるいは植物の活力と見なされている。錬金技師たちは、それを植物の”神髄”、魂、精神と見る。
“アントロボゾフィスト”たちは、エッセンシャルオイルを、植物のもつ霊気の作用によって生成されたものであると見なしている。
精油は、ある種の植物ホルモンであり、植物が環境に順応するのを助けている。生化学の見地からみると、精油は植物の免疫機構の一環をつかさどっていると考えれる。

ジャマンカモミールの写真

ジャマンカモミール

ローズマリーの写真

ローズマリー

植物はまた、花からの精油を生殖面で使っている。それは、花粉受精を促すために昆虫のフェロモン(相手をさそう化学物質)に似た香りを放出することで特定の昆虫をおびき寄せるのだ。ある意味で、花から抽出される精油は、植物の生殖系統に関与している。多くの精油が、相手の興奮を起こす特性、あるいは、生殖作用や性的なもの(エメナゴーグ─月経出血を起こす主因、ホルモン調整作用それは月経前症候群または更年期を軽くする)に関連する他の特性を持つとみることができるだろう。
同時に、特定の精油は、植物に有害な虫を追い払う力を持っている。シトロネラやゼラニウムは蚊を追い払い、ラベンダーやスパイクラベンダーは、のみやダニを寄せ付けない。

フランキンセンスの写真

神殿の神に祈りを捧げる時の香り
乳香(フランキンセンス)
ソマリランドに生育する低木、香り ショウノウよう
強壮 収斂作用

アクロポリス丘の下の道にローズマリーの写真

パルテノン神殿
アクロポリス丘の下の道にローズマリー